2015年4月28日火曜日

自分らしく生きるためには?-2.アイデンティティ確立とはなにか?

こんにちは! Mimusです!

前回の「自分らしく生きるためには?-どこまでが自分?」に引き続き、今日は「自分らしく生きるためには?-2.アイデンティティ確立とはなにか?」について書いていきます!


では今回は、「アイデンティティ確立」という、自分とは何かを考え詰めて形成したゴール的なものを説明します。そして、これがあるとアイデンティティが形成されていない、要は自分探しの旅は出発したばかりだよという「アイデンティティ拡散」というものも書いていきます。


では、早速始めていきます!


2.アイデンティティ確立とはなにか?


先ほど出てきたアイデンティティ確立とは、いくつかの可能性について本気で考えた末、自分自身の問題の解決に達して、それに基づいて行動しているという事です


アイデンティティ確立とは、別の見方で説明すると、いろいろな可能性を切り捨てることで自分の目指すものへの可能性を広げ、努力して達成を迎える(自己実現をする)こととも言えます。

可能性を切り捨てるとは、ただ何となくあきらめることではありません。意思をもって断念し、すでにある実現したい選択肢、もしくは別の新たな一つの道を選び取る作業です。


例えば、私たちが幼稚園の時は、パイロットになりたい、ケーキ屋さんになりたい、 宇宙飛行士になりたいなど、いろいろ夢がありました。そして、それを実現する可能性もたくさんありました。
しかし、可能性のままで終わってはいけません。大学生など、 いつか実現のために行動していくことになります。そのとき、自分自身と向き合い、 私はパイロットになると決め、実現へ向かって努力し出すと、ケーキ屋さんとか 宇宙飛行士への可能性を切り捨てる事になります。そして、このパイロットへの道に向かって努力し、達成することがアイデンティティを確立していくことなのです。

でも、両立可能な夢まで切り捨てるという訳ではありません。

例えば、やりたい仕事をしながら、家族との時間も大切にし幸せになることが夢というワーク・ライフ・バランスがとてもいい例に挙がります。あくまで、あなたがやりたいこと(=自己実現)をするために諦めなければならない選択肢を切り捨てる作業であるということです。

そして、アイデンティティ確立は一度達成したらさらに上位のアイデンティティ確立へ繋がっていくと私は考えます。パイロットであれば、パイロットになったら、世界一のパイロットになるという夢が出てくるとします。そうしたら、その人のアイデンティティ確立の次のステップは、世界一のパイロットになることなのです。そして実現へ向けて努力していくことなのです。この状態の人は、とても主体性があります。

これがアイデンティティ確立です。


では次は、逆に位置するアイデンティティ拡散について説明していきます。

始めに、アイデンティティ拡散は二つあることを頭に入れてください ここでは、アイデンティティ拡散(C1[crisis 1])、アイデンティティ拡散(C2[crisis 2]) と呼ぶことにします。 この二種類は、名前が似ていますが内容が違います。


まず、アイデンティティ拡散(C1[crisis 1])はコミットメントついて悩んだことが無いが危機 (crisis)を経験したことがあることをいいます。

コミットメントとは、自分なりの目標や信念のあり方を実現するための努力や行動のことで、危機[crisis]とは、いくつかの可能性を吟味したりする探求経験のことです。


この状態の人は、全ての事が可能だし、可能のままにしておかなければならないと考えるものです。

それはどういうことか。

何かに取り組む事でリスクが生じる選択はできません。何かに特化して別の道や可能性を失う事が怖いという思いやある資源をある用途に使う事によって別の用途に使う事ができなくなることへの恐れがあるからです。そして、周りに流されやすいと言う自主性がないのも特徴的です。

大学受験で言うと、自分の将来の道幅を狭くしないがために専門学校は全く進路に入れず、なんの目的もなく大学を選び、勉強に悩みながら受験すること。ここには専門学校に入ってしまうと、大学よりも多くの可能性を閉ざしてしまうという考えがある事になります。 看護の専門学校なら看護職だけ、芸術関係の専門学校なら芸術関係の職業だけというように。 しかし、大学の方が様々な職業へ融通がきくので、とりあえず大学に行っておこうということです。大学へ入った後は、特に何をしたいだとかそのような考えはない事が多いです。

この例で、アイデンティティ確立している場合では、大学へ入った事への目的や目指す方向、やりたい事がしっかりしていることが考えられます。


次に、極端な例ではゲーム。ゲームにもいろいろな通貨の使い方があります。今回は武器とペットを買うことにします。今より強い武器を買うかペットを買うか。強い武器を買ってしまったらペットが買えない。しかし、ペットを買ってしまったら強い武器が買えないなど。この状態の人では、ゲーム内の通過の使い方に迷い、いつまでも貯蓄し続けてしまうのです。もし、ゲームに慣れている人(=アイデンティティ確立)なら、強い武器を買えば早く敵が倒せてすぐにお金が貯まる。するとすぐにペットも買えると考えるかもしれません。

極端な例を挙げましたが、これがアイデンティティ拡散(C1[crisis 1])です。


次に、アイデンティティ拡散(C2[crisis 2])は、自分なりの目標や信念を実現するための努力や行動について悩んだことが無く、探求経験をしたことがないこと

具体例では、友人に誘われてたことがきっかけで、あるサークルに新入部員として入ったとき、自分がこれからどのような経験をしていき、どのような役割を担っていくのか、またどのような存在としてサークルに身を置くのかが想像できないということや、初業界のバイトで初勤務時、何をしたら良いか分からず、またどうすれば良いか分からず立ち尽くしてしまうという事が上がります。そして、この状態の人はこれが慢性的に続くというものです。こちらも周りに流されやすいと言う自主性がないのも特徴的です。

よくある何もできない状態です。

アイデンティティが確立している人では、サークルに入部する前から目的を持って入部し、サークルの活動も目的を持って順応していく事が考えられます。そして自分の役割を把握して、積極的に活動していく事が考えられます。


これらの例は、一例としてあげましたが、これでこのアイデンティティ確立とアイデンティティ拡散、ご理解頂けましたでしょうか。
アイデンティティ確立では、まさに自分らしく主体的に生きているといってもいいと思います。自分の目指すべき物などに積極的に取り組み、自分の考えを持って行動できている主体性があるのです。

逆に、二つのアイデンティティ拡散は、とても自分らしく生きているとは言えません。受け身である以上は常に周りに流されているという事になります。


次では、「(自分を知る(=アイデンティティ確立)ことのメリット」を書いていきます。

ということで、では、今日はここまで!



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参考資料
・図とイラストでよむ人間関係
 編著者 : 水田恵三・西道実
・複雑さに挑む社会心理学
 著者 : 亀田達也・村田光二
・やさしい青年心理学
 著者 : 白井利明・都筑学・森陽子
・「思いやり」の心理-自分が大きくなる人間関係の方法-
 著者 : 加藤諦三
・心理学 : アイデンティティ
 (http://dnpa.s3.xrea.com/psy44.htm)
・heaps of identity
 (http://www6.plala.or.jp/lapisblue/sab-chan/text.html)
・心理学総合案内こころの散歩道
 (http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/koneko/3hattatu2.html)
・ニートひきこもりJournal
 (http://nhjournal.blog37.fc2.com/blog-entry-295.html)
・ジュニア期におけるアイデンティティの確立
 (http://juniorski.blog88.fc2.com/blog-entry-953.html)
・アイデンティティ・ステイタス
 (http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/vision/word001/psycho_word006.html)
・アイデンティティの問題と目的
 (http://educational-psychology.edu.mie-u.ac.jp/thesis/2006/nakahara/m-m.html)

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