2015年5月1日金曜日

自分らしく生きるためには?-5.どうすれば自分を知ることができるのか?

こんにちは! Mimusです!

さて、前回の「自分を知らないとどうなる?」からいよいよ最後の記事になってきました。3回と4回では、いろいろと一例を挙げて確立と拡散を説明してきましたが、もちろん人間はそんな簡単に2つに分類なんてできません。確立や拡散があれば、その中間もあります。心理学ではその中間をモラトリアム(猶予期間)といいます。確立は達成できたものであって、途中で確立への新興が止まってしまった場合は、モラトリアムになるのです。モラトリアムでは、確立と拡散の特徴が混在した状態になります。それぞれの特徴が入れ替わりに出たり安定しない状態です。大学期では、この人が多いのではないかと思います。
はい。

そういえば、なんで音楽のブログなのにこんな心理学のお勉強なんだろうと思われた方もいるかもしれませんが、実はこの " 自分を知ること " は、実は音楽活動するためにとても必要なことなんです。
歌詞を書くことなんか、多分一番想像しやすいと思うんですが、こんな歌詞を書きたい!啓蒙的な歌詞を書きたい!自分らしい歌詞を書きたい!!とかいろいろ頭の中でイメージして書き始めると思うんです。
でも、自分がないと言葉とかは他からどうしても引用、要はパクリみたいなことでしか作品ができなくなってしまうんです。

作品というのは、個性を表現するので、個性なくして作品無しだと私は思うのです。
また、いろいろと評価が飛び交う世界が芸術です。溢れるほどの評価から自分を保つためにはやはり " 自分 " という軸をいかに強く保ち、信念をもって極めて行くかが上達のコツだと感じるのです。お互い信念や自分を持ち、共に励まし合える音楽仲間を作るにも、この自分を知る(=アイデンティティ確立)ことは重要だと思うのです。

私もいろいろ悩みましたし、多分駆け出しの人も悩むのではないかと思って、このように書かせて頂きました。

といっても、私の経験も浅いのでこのように学問的に調べて勉強して考えを書いているのですが... もしプロの方にこのようなことを聞ける機会等があれば、是非その方の生の声を聞いて頂くととても有意義な話になると思います!^^

一通り書いてきましたが、この文章見て後になるほど〜と思ってもらえるだけでも嬉しいです。では、最後のコーナー「自分らしく生きるためには?-5.どうすれば自分を知ることができるのか?」を書いていきたいと思います!!


5.どうすれば自分を知ることができるのか?

まず、アイデンティティは領域があります。最近の心理学では、アイデンティティは領域ごとに新興していく事が言われるようになってきました。

その領域も様々で、政治、職業、恋愛、宗教、人間関係、また、勉強や遊びといった多岐の領域ごとに個別に進行します。 仕事や勉強はバリバリできるのに、恋愛に関しては意外に低かったり、遊びと勉強もできて一見なんでもできそうって思える人でも、バイトなど職業関係はあれれ?って思う人を見かけたことはありませんか?

その人は、得意な領域ではアイデンティティ確立をしているものの、その人自身あまり触れる事が無かった、もしくは経験がなかった領域に関してはアイデンティティが確立されていなかったという事になります。
では、そうしたアイデンティティを確立するためにはどうしたら良いか。 それを見ていきたいと思います。

アイデンティティを確立するにはどうしたら良いか

答えは以下の3つあります。


まず一つ目は、「いろいろな事に積極的に挑戦・行動し、経験すること。」

私たち青年期の人がアイデンティティを確立するためには、行動による経験と結果の学習行動がものをいいます。これはバイトも含みます。 勉強でも、習っただけでは何も実を結ばないのと一緒です。 数学でも、先生が目の前で問題を解いていると分かったつもりになってしまいますが、 実際解いてみるとできなかった事は誰もが経験した事があると思います。そして、なぜ間違えたのか、どうしたら正解が出るのか悩んで正しい知識や数学の考え方を得るように、アイデンティティも自分なりに行動・実践してみて、その経験や結果で本当の自分への理解を得ることになるのです。物事には必ず選択肢があります。数ある中の選択肢の中で、第三者の影響なしに自分はこの選択肢を選んだ。そこにあるチョイスがあなたの性格や興味、人柄が出てくる場所です。その傾向を振り返ると、あなた自身気づかなかったあなたに出会えるのです。また、自分自身の実力でどの程度のものをこなせるか、そして自分の実力と限界を知ることも、アイデンティティ確立には欠かせません。それらのことを意識して積極的に自分を知る機会を得るためにチャレンジしていく事が大切です。


二つ目は、「アイデンティティが確立された人と関わること。」

 アイデンティティが確立されていない人は、同じアイデンティティが確立されていない人と好んで交流する傾向があります。 お互い親密な関係を築こうとしない間柄では、形式的な付き合いがいつまでも続くだけ。本当の自分が出せない状態が続いてしまいます。中には、そういう経験を積んできたことで、勝手に枠を作ってしまい、本当の自分を出す前に仮面を被って接することがあたりまえ、また「そういうものだ」「そうするべきだ」という固定概念に囚われてしまっている人もいる事があります。
そういう人は、その枠を取り払って自分らしさを得る必要があります。

そこで、アイデンティティ確立された人と付き合う事で、仮面を外し、自分らしさを出していい、またそれが自分であり、受け入れてくれる人がいる事を知ることでアイデンティティ確立がなされていきます。彼らは人それぞれ個性があり、人それぞれ違う事を知っています。経験の豊かさから、偏った判断基準ではなく、しっかりとしたその人なりの判断基準を持っています。その人と関わっていて安心できるとか自分が出せる人とか、情緒的にいい方向へ刺激されるという事がポイントになって来ます。

逆に、自分を「良く見せよう」だとか「背伸びをしてしまう」「なぜか不安になる」というような、情緒的に不安定になったり悪い方向へ刺激されるのであれば、その人はアイデンティティ確立された人ではないのかもしれません。そして、確立された人と出会えたなら、自分が良い方向へ変われるように努力して見てください。そうすればあなたはさらに成長できるはずです。是非、アイデンティティが確立されている人と出会い、自分を見つけだしてください。


3つ目に、「自分とじっくり向き合い、自分の悩みや問題から逃げないこと。」

よく現実逃避という言葉をこの青少年期では特に言う、もしくは聞く機会が多いでしょう。自分の内面や外部環境など、悩みや問題はさまざま。この悩みや問題から現実逃避をしてしまうと、成長が止まったままになるだけでなく、未解決という不安というストレス(コンプレックス)となって自分を苦しめてきます。この不安が、自信喪失を生み、自尊感情(セルフ・エスティーム)を破壊していきます。そうなってしまうと、慢性的に情緒不安定になり、アイデンティティ確立どころではなくなってしまいます。そうなる前に、しっかりと人に相談したり、調べたり、考えたのち実践する。

そして、反省し改善をしての繰り返しをする。初めは失敗が多いかもしれませんが、それが普通です。失敗は成功の母と言われるように、大小関わらず必ず起こるのです。
失敗を恐れず、問題に向き合う。そうしたことで、自分はどんな事ができるのか、自分の限界はどのくらいか、長所・短所はどこかなどが分かるようになってきます。
そうして、アイデンティティは確立されていきます。
アイデンティティ形成をするための自分探しは、とにかく「活動すること」で自分を焦らずゆっくりと見つけていくことが大切です。
特に、中学から大学の時期は、まだアイデンティティが確立されていない人はたくさんいると思います。それが普通なのです。ですが、大学の人はもう確立しなければ行けない時期になってきている事も確かです。
学生期にアイデンティティを確立できるように失敗しても良いので、いろいろなことにチャレンジしてください。


最後に、自分らしさ(=アイデンティティ)を見つけて向き合った時、本当の自分の姿が見えてきます。始めて向き合う人はいろいろな思いがあると思いますが、それを受け入れてください。受け入れる事ができて、自分自身その姿に納得がいかない場合は、自分を高めるために自分磨きをしてください。そうする事で、あなたは次のステップのアイデンティティ確立へ向けて、歩み始めるのです。

私は、失敗していいと許される期間は学生期しかないと思います。
就職してからでは、利益などの損得が必ず絡んできます。自分が苦手なこともやるのが当たり前と言われる時期が来るのです。その環境の中アイデンティティを確立するのは、心身ともにとても大きな負担になる事は言う間でもありません。今のうちに多くの事を経験して、多くの領域でアイデンティティを確立しておく事が、より自分らしく生きるための今後の私たちの課題だと思います。

そして、アイデンティティは、その成熟度によって意図せず自分の考え方の方向性を変えてしまいます。自分に自信が無ければ消極的に、自信があれば積極的になるように。アイデンティティ確立した人の考え方を肌身で感じることで取り入れて良い考え方はたくさんあると思います。その良い考え方から学び、「自分の生き様はこうだ!」「自分はこういう人間だ!」のような軌道修正する作業をする事も時には大切です。第三者の圧力のない自由な選択肢を重ねて行く事で、アイデンティティ確立を早い段階で果たし、今後自分が納得のいく判断や考え方で充実した生活や夢の実現を送って頂きたいと思います。それが、理想的な人生設計であり、今後振り返っても、悔いの無い、掛替えの無い人生、要は自分らしく生きることに繋がってくると私は思います。

何事にも積極的にチャレンジする。自分を知り、磨いていく事を忘れないことが「自分らしく生きるため」の法則なのかもしれません。

今回の私の記事「自分らしく生きるためには?」を読んで頂いたみなさんが、読む以前よりも少しでも自分らしく生きていけれるように変わっていく事を祈っています。


ありがとうございました!



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参考資料
・図とイラストでよむ人間関係
 編著者 : 水田恵三・西道実
・複雑さに挑む社会心理学
 著者 : 亀田達也・村田光二
・やさしい青年心理学
 著者 : 白井利明・都筑学・森陽子
・「思いやり」の心理-自分が大きくなる人間関係の方法-
 著者 : 加藤諦三
・心理学 : アイデンティティ
 (http://dnpa.s3.xrea.com/psy44.htm)
・heaps of identity
 (http://www6.plala.or.jp/lapisblue/sab-chan/text.html)
・心理学総合案内こころの散歩道
 (http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/koneko/3hattatu2.html)
・ニートひきこもりJournal
 (http://nhjournal.blog37.fc2.com/blog-entry-295.html)
・ジュニア期におけるアイデンティティの確立
 (http://juniorski.blog88.fc2.com/blog-entry-953.html)
・アイデンティティ・ステイタス
 (http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/vision/word001/psycho_word006.html)
・アイデンティティの問題と目的
 (http://educational-psychology.edu.mie-u.ac.jp/thesis/2006/nakahara/m-m.html)

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